仮面夫婦は今夜も溺愛を刻み合う~御曹司は新妻への欲情を抑えない~
でも、一拍置いたのちに伝える。
「――絶対大丈夫だよ」
夕方頃、私は披露宴会場のハートプレイスへ来ていた。
そこには明後日の式を担当する世田くんと、ハートプレイスの従業員、それから和孝さんの姿がある。
電話をかけた一時間後、和孝さんは約束通りにまた連絡を返してくれた。
似たテーブルをいくつか見繕ってくれたこと、夕方頃には会場へ搬入できること。その際、テーブルを用意する会社への仲介は自分がすること。搬入に必要な人員も和孝さんが用意してくれた。
「世田と申します。この度はご迷惑をおかけしまして、本当に申し訳ございません」
「改めまして、皆崎です。……いや、こういうトラブルもあるんですね。よさそうなものをすぐご用意できてよかったです」
名刺を交換するふたりを他人事のように見守る。
「――絶対大丈夫だよ」
夕方頃、私は披露宴会場のハートプレイスへ来ていた。
そこには明後日の式を担当する世田くんと、ハートプレイスの従業員、それから和孝さんの姿がある。
電話をかけた一時間後、和孝さんは約束通りにまた連絡を返してくれた。
似たテーブルをいくつか見繕ってくれたこと、夕方頃には会場へ搬入できること。その際、テーブルを用意する会社への仲介は自分がすること。搬入に必要な人員も和孝さんが用意してくれた。
「世田と申します。この度はご迷惑をおかけしまして、本当に申し訳ございません」
「改めまして、皆崎です。……いや、こういうトラブルもあるんですね。よさそうなものをすぐご用意できてよかったです」
名刺を交換するふたりを他人事のように見守る。