仮面夫婦は今夜も溺愛を刻み合う~御曹司は新妻への欲情を抑えない~
堪えてきたものが多すぎて突然の供給に心が耐えられなくなっている。気持ちが爆発してしまっていると言えばいいのだろうか。
「触られただけでおかしくなりそう……」
「紗枝さんの気持ちが落ち着くまで待ちたいけど、俺もおあずけ状態だってことは覚えててほしいな」
それを聞いてずざざっと後ろに下がってしまった。
「逃げないでって言ったのに」
「勝手に身体が動くの……!」
「俺は本当に嫌われてないんだよな……?」
「それは絶対大丈夫だから安心して」
「いや、この状況で安心しろと言われても……」
私が取った距離を、和孝さんは再び縮めてしまう。
そして包み込むように抱き締めてきた。
「ひっ」
「今から三十分このままで」
「無理」
「無理じゃない」
「トイレ行く……」
「触られただけでおかしくなりそう……」
「紗枝さんの気持ちが落ち着くまで待ちたいけど、俺もおあずけ状態だってことは覚えててほしいな」
それを聞いてずざざっと後ろに下がってしまった。
「逃げないでって言ったのに」
「勝手に身体が動くの……!」
「俺は本当に嫌われてないんだよな……?」
「それは絶対大丈夫だから安心して」
「いや、この状況で安心しろと言われても……」
私が取った距離を、和孝さんは再び縮めてしまう。
そして包み込むように抱き締めてきた。
「ひっ」
「今から三十分このままで」
「無理」
「無理じゃない」
「トイレ行く……」