仮面夫婦は今夜も溺愛を刻み合う~御曹司は新妻への欲情を抑えない~
向かう先は寝室だった。
「普通の夫婦みたいなことをしたかったし、されたかった。……紗枝さんは?」
寝室のドアを開く前に聞いてくれる優しさが染み入る。
(こんなときでも気遣ってくれるんだ)
第一印象がよかった以上に、女性扱いされたことがうれしくて和孝さんに惹かれた。
どんな私でもそうしてくれることを知って、また恋に落ちる。
「私も。……したいし、されたい」
和孝さんの首に手を回し、顔を埋める。
返答はない。
その代わり、寝室のドアがゆっくり開かれた。
「普通の夫婦みたいなことをしたかったし、されたかった。……紗枝さんは?」
寝室のドアを開く前に聞いてくれる優しさが染み入る。
(こんなときでも気遣ってくれるんだ)
第一印象がよかった以上に、女性扱いされたことがうれしくて和孝さんに惹かれた。
どんな私でもそうしてくれることを知って、また恋に落ちる。
「私も。……したいし、されたい」
和孝さんの首に手を回し、顔を埋める。
返答はない。
その代わり、寝室のドアがゆっくり開かれた。