仮面夫婦は今夜も溺愛を刻み合う~御曹司は新妻への欲情を抑えない~
きっと自分の魅力を理解していて言っているのではない。私を惚れさせるために本当にどんな手でも使うつもりだから、ここまできっぱり言い切れるのだ。
その態度と言葉には諦めないという気持ちも混ざっている。そしてもしそんな日が訪れたら、和孝さんは粘り勝つに違いない。
「やっぱり今のはなし」
降参を示し、ぎゅっと和孝さんに抱き着く。
「嫌いになれないよ。記憶をなくしちゃっても、またひと目見ただけで好きになる」
「俺もだよ。何回だって一目惚れするんだろうな」
はああと大きな溜息を吐いて和孝さんの額に自分の額をこつんと重ねる。
「今日もキスできなくなっちゃいそう……」
「今からでもしてくれていいんだよ」
「だって、目を閉じてくれないんでしょ?」
その態度と言葉には諦めないという気持ちも混ざっている。そしてもしそんな日が訪れたら、和孝さんは粘り勝つに違いない。
「やっぱり今のはなし」
降参を示し、ぎゅっと和孝さんに抱き着く。
「嫌いになれないよ。記憶をなくしちゃっても、またひと目見ただけで好きになる」
「俺もだよ。何回だって一目惚れするんだろうな」
はああと大きな溜息を吐いて和孝さんの額に自分の額をこつんと重ねる。
「今日もキスできなくなっちゃいそう……」
「今からでもしてくれていいんだよ」
「だって、目を閉じてくれないんでしょ?」