月に魔法をかけられて
「み、美月、どうしよう……。石川さんからLINEが来た……」
「えっ、石川さんから? 何て書いてあるの?」
「そ、それがね……。急だけど、今からごはんどうですかって……」
「彩矢、良かったじゃん! 行っておいでよ!」
私は自分のことのようにうれしくなり、満面の笑みで答える。
「いや無理、絶対無理。それに、美月とごはん食べてるし……」
彩矢が小刻みに首を横に振る。
「私のことなんて全然いいから。彩矢、チャンスだよ。早く!行っておいで」
「やだ。ひとりじゃ無理……。ねぇ、美月お願い……。一緒に来て……」
彩矢が懇願するように顔の前で手を合わせる。
「石川さんは彩矢と2人でごはんが食べたいんだと思うよ。それにもうパエリアだって頼んじゃってるし」
「だったら、ここに石川さんに来てもらうようにしてもいい?」
彩矢が頬をピンク色に染めながら、お願い……と首を横に傾げる。
こんな可愛い顔をして頼まれたら、嫌とは言えなくなってくる。
「それはいいけど……。彩矢はいいの?」
「うん。美月にいてほしいから。絶対にいてほしいから……。ねっ、お願い……」
「じゃあ、お邪魔虫になりそうだったら私帰るからね!」
「わかった。ありがとう美月。ほんとにありがとう」
彩矢はうれし泣きのような顔をして、私に笑顔を向けた。
「えっ、石川さんから? 何て書いてあるの?」
「そ、それがね……。急だけど、今からごはんどうですかって……」
「彩矢、良かったじゃん! 行っておいでよ!」
私は自分のことのようにうれしくなり、満面の笑みで答える。
「いや無理、絶対無理。それに、美月とごはん食べてるし……」
彩矢が小刻みに首を横に振る。
「私のことなんて全然いいから。彩矢、チャンスだよ。早く!行っておいで」
「やだ。ひとりじゃ無理……。ねぇ、美月お願い……。一緒に来て……」
彩矢が懇願するように顔の前で手を合わせる。
「石川さんは彩矢と2人でごはんが食べたいんだと思うよ。それにもうパエリアだって頼んじゃってるし」
「だったら、ここに石川さんに来てもらうようにしてもいい?」
彩矢が頬をピンク色に染めながら、お願い……と首を横に傾げる。
こんな可愛い顔をして頼まれたら、嫌とは言えなくなってくる。
「それはいいけど……。彩矢はいいの?」
「うん。美月にいてほしいから。絶対にいてほしいから……。ねっ、お願い……」
「じゃあ、お邪魔虫になりそうだったら私帰るからね!」
「わかった。ありがとう美月。ほんとにありがとう」
彩矢はうれし泣きのような顔をして、私に笑顔を向けた。