（秘密のテガミ）夫の浮気相手は性悪女、倍返しだ。

夫の浮気相手は性悪女。倍返しだ。
晴天の霹靂が平凡主婦の舞子に訪れた。長年連れ添った信頼していた夫が浮気を長期間していた事が判明したのだ。辛くとてつもなく長い苦しい期間であった。舞子は浮気相手のあけみに、なんとか謝罪と償いの為の話し合いをしてもらおうと色々と相手に懇願したが、相手は性悪女で謝るどころか、けんもほろろの態度でとても許せるものではなかった。逆鱗の意味をつくづく知った舞子。（竜には逆さにはえた鱗があり、それにふれれば怒った竜に殺される）
舞子は倍返ししかないと思う。「他人の夫に手を出し、その家庭と夫婦関係を踏みにじった、性悪婆ーさんに倍返しをしてやる。」
手始めに、浮気相手の亭主に対し改心した舞子の夫から秘密の手紙を出させることにした。細工は流々、仕上げを御覧じろ。
読者様のために簡単にあらすじを書きます。
舞子の夫は、現在前期高齢者なっています。
夫は平凡だが真面目な性格で舞子は全面的に夫を信頼していました。再雇用退職後はキャンピングカーで夫婦で日本一周をする予定を楽しみにしていました。
ところがそれどころではなくなりました。流れはこうです。
毎日が日曜日になった夫を温かくむかえ、一緒に散歩をするのを日課にしていました。写真と、課外活動のサークル等に入ることを提案している日々でしたが、夫は好きなことのはずなのに何故か腰をあげませんでした。
半年近くなり、突然夫が「前からやっていた、街歩きにでかけるが来月の予定はお前どうなっている？」と聞いてきたのです。
夫はいつもは冷静な人でしたが、その時はあきらかに変で目がそわそわしているのです。第一夫婦仲はよくずっと彼とは一緒で、土日は普通にこなしていて、街歩き等聞いたこともなかったのです。舞子は、もの凄く動揺しましたが、極めて落ち着いて聞きました。「それは、女二人と男一人で、アナタでしょ？」
ソノ瞬間、オットの全てがガラガラ音をたてて崩れ去るのがきこえるようでした。
夫は女二人に騙されて、いや正確には一人の女とは浮気まがい。もう一人は隠れ蓑でしたが、とにかく、舞子にかくれて再雇用の最初の４月から、最後の5年後の3月、も越えて、舞子に見つかるまで、会社に行くふりをしながら、2週間も前から会社には休暇届けを出し女たちと浮気まがいをずっと続けていたのです。発覚したその日から舞子は１秒も休まらず、凄まじい地獄を見続けているのです。
夫は、結婚以来の大人しくていい人から、ＤＶはするわ、最低中の最低の夫になりさがりました。主犯で夫が夢中になったと思われる女は山田アケミさん、超アバズレ、夫より少し若いらしい。アッチにもコッチにも男がいる模様。
隠れ蓑の女は斉藤さん、年寄り、多分、現在は７４歳位、未婚。顔よくない、太っている。実態は多分だが若い方の女が色気で男をひっかける役。年寄女が隠れ蓑で男を安心させる役。
そういう配置で女二人一組で男をひっかけては、楽しんでいたらしい。
下記の小説を読んでいただければ登場人物はどれが誰だかだいたいわかっていただけると思います。登場人物は他にも会社の同僚とかも出てきますが、たいして重要ではありません。
それから、作家は、偏見、差別、先入観、イロメガネ、その他、相手を貶める気持ちは一切ありません。これはフィクションであります。文章中派遣の仕事ないし、派遣の仕事をしている人を悪く言っている部分がありますが、それはあくまでも単純に、夫の浮気相手を怒っている描写を出す為であることを申し添えておきます。