星空ラブソング

かき氷を食べたあと、三原君とお祭りの続きをまわりながら色んな話をした。


お互いの幼少期に流行った遊びのことや好きな音楽のこと。


三原君は、昔から家でプラモデルを作ったりゲームをしたりするのが好きらしい。


私は、家と外の両方で遊んでいた。家の中では、お人形さん遊び。屋外では、友達とかけっこしたり秘密基地をつくったりしていた。

その話をすると三原君は目を丸くした。


「秘密基地ですかあ。どうやって作ってたんですか?」

「6才だったかな。うちのマンションの前に、小さな空き地があったの。そこにスーパーからいらない段ボール箱貰ってきて組み合わせて作ってたな」

「へぇ。俺はこんな感じのプラモデルを作っていました。最近、また少し熱が戻ってきていて、作ってるんですけど」

「これ手作りなの!?」


スマホで写真を見せてくれたけど、その形の繊細かさに驚いた。

こんなものを作れちゃうんだ。

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