星空ラブソング
私は“予約”という今日のラストチャンスをもらったと思うことにした。


3限の授業が終わったら、再び窓口を訪れてみることにした。


その時は風向きが変わっていて、彼に対応してもらえるかもしれない。


「ありがとうございます。また検討してきます!」

「そう、頑張ってね」


勢いよく頭を下げた私に女性は微笑を浮かべた。


自習室に戻りながら私は、3限終わりにはどうか話せますようにとまだ見えない未来を願っていた。


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