星空ラブソング
2階の窓口で、私たちに気づいてカウンターに出てきてくれた竹田さん。
涼花が先陣をきるようにして要件を伝えた。
「これ、5階の女子トイレに落ちてた指輪なんですけどぉ」
「落とし物ですね。わかりました。お預かりします」
私は、一歩二歩離れた後ろの位置からそのやり取りをみていた。
竹田さんは、クールでテンション低めだった。
あの、手品をみせた時のキラキラとした瞳が忘れられなくてまたみたいのに。
あの日以来、表情に出してくれないから分からないけれど、竹田さんの記憶にちょっとでも私は残っているかな。
こういう素っ気ない態度をとるのは、彼女とか婚約者がいるからかも。
それとも、やっぱり学生と職員の関係だから?
涼花が先陣をきるようにして要件を伝えた。
「これ、5階の女子トイレに落ちてた指輪なんですけどぉ」
「落とし物ですね。わかりました。お預かりします」
私は、一歩二歩離れた後ろの位置からそのやり取りをみていた。
竹田さんは、クールでテンション低めだった。
あの、手品をみせた時のキラキラとした瞳が忘れられなくてまたみたいのに。
あの日以来、表情に出してくれないから分からないけれど、竹田さんの記憶にちょっとでも私は残っているかな。
こういう素っ気ない態度をとるのは、彼女とか婚約者がいるからかも。
それとも、やっぱり学生と職員の関係だから?