星空ラブソング
2ページにまとめた計画書を竹田さんが読み終えるのを待っていた。
彼の横顔を見つめていると、不思議なくらい優しい気持ちになった。
「すげぇ、豆っていう観点が珍しいね」
「す、好きなもので・・・」
「豆が?」
「はい」
私は、リュックにつけている“そらまめ”をモチーフにしたキーホルダーを見せた。
「へー、めっちゃリアル。こんなのあるんだ」
竹田さんは、ケラケラと笑いながら長い指先でキーホルダーに触れた。
別に私が触れられているわけじゃないのに身体が小さく震えた。
「竹田さん、好きな豆の種類ってありますか?」
「何だろう、あずきかな。甘いもの好きだからさ、ほら大福とか」
「大福、いいですよね!」
高校時代に地元の和菓子屋でバイトをしていたことがあったんだけど、その時に販売員と並行し、人手が足らないときは調理助手として大福に入れる餡とかつくっていた。
その経験から、今ではあずきを買って餡を家でつくる時がある。
自家製の餡を白玉粉でつくった皮で包んで蒸して食べるのも好きだ。
彼の横顔を見つめていると、不思議なくらい優しい気持ちになった。
「すげぇ、豆っていう観点が珍しいね」
「す、好きなもので・・・」
「豆が?」
「はい」
私は、リュックにつけている“そらまめ”をモチーフにしたキーホルダーを見せた。
「へー、めっちゃリアル。こんなのあるんだ」
竹田さんは、ケラケラと笑いながら長い指先でキーホルダーに触れた。
別に私が触れられているわけじゃないのに身体が小さく震えた。
「竹田さん、好きな豆の種類ってありますか?」
「何だろう、あずきかな。甘いもの好きだからさ、ほら大福とか」
「大福、いいですよね!」
高校時代に地元の和菓子屋でバイトをしていたことがあったんだけど、その時に販売員と並行し、人手が足らないときは調理助手として大福に入れる餡とかつくっていた。
その経験から、今ではあずきを買って餡を家でつくる時がある。
自家製の餡を白玉粉でつくった皮で包んで蒸して食べるのも好きだ。