好きって言いたい
「は?!」



「えっ、?なに?」





廉が急に大声を上げるもんだから驚いてどんな恥ずかしい例え話してたか忘れた



「は、?じゃあ、それってつまり






























…………俺の事好きなの?」







何をいまさらって私の顔




散々言ったでしょ今




例えられてなかったよ私も










だって
好きって廉の目を見ながら言ったんだから

もうそれ告白でしょ…





「はっ、?マジで…?」

あり得ないとでも言いたげな顔するから思わず笑ってしまった



うわーマジかよ、早く言えよとか




こっちのセリフだわ



「廉こそ…」



「いや、俺わりとずっとお前の事好きアピールしてたけどな??」



「い、やまってそんなストレートに言わなくても」

むりむりむりそんな事言われたら顔熱くなる



好きアピールとか、

好き、とか…







「なに?照れてんの?」

ニヤリと笑うその顔はもう意地悪の始まりの合図








「もっと言ってあげようか?にーなちゃん」



「いい、大丈夫、わかった」





















すると突然

フッと腰に手を回されて










「えっ…、ちょ廉」




















その距離0


ふいに重なった唇










触れるくらいの優しいキスだった、








「まっ、…れ、ん!?急に」










「ずっとこうしたかったんだよ、

俺は我慢してたんだからさせろ」





爽やかな顔でほざくこいつ

ドキドキでおかしくなりそうなのは私だけって






なんかムカつくんですけど…?











「じゃあお返し!!」





半ば投げやりで
真っ赤な顔をしてるであろう私は

無理やり背伸びして廉にお返しのお見舞いをしてやった












「は?!!、いや、それは反則」



ってしてやったりだと思ってたら





「スイッチ入れたの、お前だからな?」






















なんか間違えちゃったみたいです



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