水魚の交わり すいぎょのまじわり
「水瀬さん!
見に来てくれたの?」
「うん、見たかったから…
…
曇りだから大丈夫かな…って
油断したら、やっぱりアザ出てきた
…
でも、見たかったから…
観月さんが、飛ぶところ」
「ありがと…」
肌が出てる部分が少し赤くなってるのが見えた
「気持ちわるいでしょ」
私の目線に気付いて水瀬さんが言った
「初めて見たから…
少し驚いた
…
痛いの…?」
「痛くも、なんともないんだ
だから、大丈夫だよ
ただ、見た人が不快だと思うから…」
確かに
不快に思う人もいるのかも
それくらい酷かった
それなのに
私のために来てくれた
「じゃあ、帰るね…」
そう言って水瀬さんは暑いのに長袖を羽織った
「水瀬さん」
「なに?」
水瀬さんの首から見えるアザに触った
水瀬さんが少し驚いた顔をした
「ありがと…来てくれて…
たいした記録出せないのに…
見に来てくれて…」
きっと水瀬さんは
このアザを人に見られたくないと思う
それなのに…
来てくれた
「観月さん
…気持ち悪いと思わないの?」
「思わないよ…
そんなこと、ぜんぜん思わないよ…
だって、私のために来てくれたのに…」
見に来てくれたの?」
「うん、見たかったから…
…
曇りだから大丈夫かな…って
油断したら、やっぱりアザ出てきた
…
でも、見たかったから…
観月さんが、飛ぶところ」
「ありがと…」
肌が出てる部分が少し赤くなってるのが見えた
「気持ちわるいでしょ」
私の目線に気付いて水瀬さんが言った
「初めて見たから…
少し驚いた
…
痛いの…?」
「痛くも、なんともないんだ
だから、大丈夫だよ
ただ、見た人が不快だと思うから…」
確かに
不快に思う人もいるのかも
それくらい酷かった
それなのに
私のために来てくれた
「じゃあ、帰るね…」
そう言って水瀬さんは暑いのに長袖を羽織った
「水瀬さん」
「なに?」
水瀬さんの首から見えるアザに触った
水瀬さんが少し驚いた顔をした
「ありがと…来てくれて…
たいした記録出せないのに…
見に来てくれて…」
きっと水瀬さんは
このアザを人に見られたくないと思う
それなのに…
来てくれた
「観月さん
…気持ち悪いと思わないの?」
「思わないよ…
そんなこと、ぜんぜん思わないよ…
だって、私のために来てくれたのに…」