tomorrow’s shine
「あら、いらっしゃい!」
「おじゃましまーすっ!」
あたしと直人と恭平は、あたしの部屋に入った。
「あたし、お母さんにジュースもらってくるね!待っててー」
奈緒は部屋を出た。
「なあ…直人さあ、奈緒の事、好きか?」
恭平が言った突然の言葉に直人は戸惑った。
「…好きだよ。お前は?」
「俺は、奈緒の事、恋愛関係とは違うかなあー」
「あーあ…奈緒がお前の事好きだったら…ショック受けるな…」
直人は髪をぐしゃっと触った。
「ははっ!大丈夫だよ。俺、前に奈緒に聞いたんだ。好きな奴!直人だったー」
直人は動きを止めた
「…んなわけ…」
その時、直人の携帯が、鳴った。
「もしもし」
《…直人…お母さんと…買い物に行ってたら…お母さん…トラックに…》