tomorrow’s shine



「…は、まじか、よ…?」
《どうしよう…、どうすればいいか、わかんない、トラックの人、逃げて、》

「早く救急車!110番!俺らもそっち行くっ!!」



直人と恭平が事故現場に行った時には、もうお母さんは死んでいた。即死。
あたしは泣かなかった。死んだ人間は、いなくなるわけじゃない、そんな事を思っていたから。





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