tomorrow’s shine
あたしは、5ヶ月ぶりの横浜に帰ってきた。
「ここの店、改装してる」
「あ、家建ってる」
…そういえば…あそこはまだ残ってるかな?
あたしたちの遊び場…
空き地…―
近くに学校があって
直人はよくアイスを帰りに買っていた
ニコニコ笑ってたおばちゃん、まだいるかな?
あと…三人で空き地に書いた願い事…まだあるかな?
「…だめだめっ…」
今から恭平の家に行くんだから…また今度にしよう。
《ピンポーン》
あたしがインターホンをならすと、すぐに恭平は出てきた
「久しぶり!」
やっぱり…この人だと思う…