tomorrow’s shine




なんか…心がズキズキした感じがする…。



「…お前…いつ来たんだよ…」

「い…今来たの!!で、暇だったから…恭平の家にお邪魔してたんだーっ」


…嘘…ついちゃった…―



「ふーん。俺の階のが近いのに…わざわざ恭平の階に行ったって、ずいぶん大胆ですねー奈緒さんは」


「…は…?」


「恭平と…お幸せに。俺はお前の事…大好きだった」

「え、ちょ、直人!!」



エレベータは止まらず下に行ってしまい、乗らなかった直人を乗せることは出来なかった



…過去形にされた。

直人は今まできっと 

あたしの事 

信じてたのに…――






< 54 / 85 >

この作品をシェア

pagetop