tomorrow’s shine




「ほい。恭平、なんで気付かねーかなあ、奈緒、足痛そうにしてたのにな」


「恭平は直人と違って、黒目が小さくて白目が大きいからだよ」


「なんだよソレ(笑)でも実際は恭平のが目おっきーでしょ」


「うん、だけど直人も男にしてはおっきーよね!」



「…奈緒、俺…お前のことちゃんとあきらめるから、だから…いつでも遊びにこいよ。ゴキブリ出たら、追い払ってやるよ。…俺は…好きな奴の幸せ願いたいから、………俺って、けっこーいい奴だよな?」



その言葉が 

なぜか胸に突き刺さった 



「…自分で言う?(笑)」


「だってーいい奴だし。」

「確かにそうだけど!」



胸が、痛いのは、

気のせいだと思っていた。





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