tomorrow’s shine
出てこないから、俺は思い切って直人の家に行こうとしたその時。
「あ、恭平!」
「…奈緒、なんであいつの家にいんだよ…」
「…あ、足怪我したの、直人に気づかれちゃって!引っ越しおわったら病院行くから!」
なんで俺に怪我したって言わないんだよ
なんで直人に応急処置してもらってんだよ…
「…なんで俺に言わないんだよ」
「…だって…恭平…荷物運んでたし。」
様子でわかるけど、少し奈緒も怒っている。
「彼氏に言うのが普通じゃねーのかよ!!」
俺は気がついたら、奈緒に怒鳴っていた。