そろそろきみは、蹴られてくれ。
「その前から集まって、どっか行ったり、何かいっしょに食べたりする?」
「する!」
間髪入れずに答えを出してしまって、すこし顔が赤くなった。
橘のことがだいすきでしかたない、って、表しちゃったじゃん……事実そうだけども……。
「じゃあ、どこ待ち合わせにしよっか」
普段のわたしだったら、こういうことは直接会って話す主義だ。
じゃあなんで、いまは?
──……どうしても、まだ、切りたくないから。
明日話せる内容が減ってしまうかもしれない。そうは思うけれど、明日は明日で、きっと、ほかの話があると思う。
橘のこと、すきですきで、抑えきれないもん。