銀色ハウスメイト
「なんか…、落ち着くの。桜井くんといると。話すペースとか歩くペースとか同じだからかな。」
バイト先から帰って、
桜井くんが起きてた場合の「おかえり」ってゆう言葉も、
桜井くんが寝てた場合のなぜか一目、寝顔を見てしまうのも。
ちゃんと、安心する。
「なんだか桜井くんといると、自分らしくいられるんです。」
広瀬さんと穂乃ちゃんは2人とも少しびっくりしながらわたしの言葉を聞いてた。
でも、そのあとは同じように笑って。
「いいですね、そうゆうの。あーあ、わたしにはそんな風に思える異性いないです!」
「えっ、穂乃ちゃんって彼氏いないんだ!?」
「思ったー!めちゃくちゃいそうだけどね。」
「いませんよ!ていうか、そうゆう広瀬さんはどうなんですか!」
確かに。
完全な美人の広瀬さんはどうなんだろう。
「わたしは遠距離中だから」
「……おお。なるほど…」