銀色ハウスメイト



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結局そのあとも何度か桜井くんの手を心配し、「うぜえ」と吐き捨てられたわけだけれど。


今はコンビニへの夜道を歩いている。
目的はもちろん氷。




それに変わりはない。

________けれど。





「桜井くん!さくらいくーん!」


「 …なに?」


「これ!見てください!」





面倒くさそうにイヤホンを取る彼の腕を軽く引っ張って、張り紙の前まで連れてくる。


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