君がついた嘘

高校生活

入学して一週間。


最近やたらと話しかけてくる子がいる。

その子は岡本美彩。（おかもとみさ）



ここ一週間ずっとかまってくる。


塩対応しても、ずっと。

正直こういうタイプは苦手。

なのに、心のどこかで話しかけてくれて嬉しいって思ってたりもする。

でもその気持ちに気づかないふりをする。



もう人の嘘を聞きたくないから。

なのに、こんな気持ち持ちたくないのに…

美彩「ねぇね、なんでそんな冷たいの。悲しいよー」



そう言う割に悲しそうじゃない。　


「うるさい。私に構わないで」



美彩「えぇー」　




放課後私は先生に雑用を頼まれて遅くまで残っていた。

教室から声が聞こえる。


クラスメイト「美彩ってなん
であんなやつとつるんでん
の？全然美彩に合ってないじゃん。」　

はぁ。

嫌なところを聞いてしまった。

誰だって自分の悪口を言われるのは嬉しくない。

だから関わりたくないんだよ。


美彩「あのさぁ私が誰と仲良くしようが関係なくない？あとさ愛のこと悪く言わないで」

えっ、何言ってるの。

なんで私をかばうの。


私が聞いてるって知らないくせに。


なんで。





思わず逃げちゃった…