どうして・・

···ご挨拶


翌日も律達は、仕事をしてから
会場に入る。

パーティーは、午後三時から
行われる。

かなりの人数の方が
招待されている。

もちろん、おばあちゃまも呼ばれている。
クライン家も出るとなると箔もつく···と

おばあちゃまは、
クライン家の名前を多いに使えば良いと
高田さんと律に話していた。

律がデザインした
レストランのオーナも見える

怜さんと怜さんの事務所の所長さんも。

私と理恵さんは、
ゆっくりお昼を食べてから
準備に入った。

理恵さんは、緊張していたが
私もおばあちゃまも矢島さんも
側にいるからと伝えた。

理恵さんの着物は、
薄い桜色で、桜の花びらが
沢山ちりばめられている着物だった。

漆黒の髪は、高い位置で結び
桜色の飾りをつけた

簡単なのに
すごく厳かで美しかった。
おばあちゃまも矢島さんもエマも
大絶賛。

高田さんや律達は、先にホテルに
入り、抜かりがないか確認をしていた。
高田さんも律も燕尾服を着ていた。

チーロは、スーツ、
グレースは、ドレスを着ていた。

私は、髪をハーフアップにして
コンタクトなしの裸眼で
出席をする。

私の瞳に理恵さんは、
びっくりしながら
綺麗だと何度も見ていた。

私達は、会場に
おばあちゃまと一緒に行く
矢島さんの送迎で。

おばあちゃまも綺麗なドレスを着ていて
矢島さんがエスコートをする。

会場に着くと
私は一度、
高田さんと律
チーロ、グレースに
挨拶に行く。
「高田さん・律
一周年、おめでとうございます。」
と、言うと
高田さんは、
「ありがとう。」
と、言い
律は
「彩羽、綺麗だよ。
本当に綺麗。誰にもみせたくない
今日、あんまり一緒にいれないけど
変な奴に付いて行かないでよ。」
と、言うから
「律も素敵よ。
私はおばあちゃま達と
いるから大丈夫よ。
後でおばあちゃまにも
挨拶に見える?」
と、訊ねると
高田さんが
「伺います。」
と、言うから
チーロとグレースに挨拶をして
おばあちゃまの所へ戻った。
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