どうして・・
···娘の笑顔
その日は、彩羽の母・彩の
手料理を食べながら
律のご両親の話や
両家の顔会わせの日時
式は、おばあちゃまの体調を
考えてドイツと考えていると
律が言うと
母・彩は、とても喜んでくれた。
律は、テア様が力を貸して
くれなかったら
彩羽に近づく事もできなかった。
と、両親に報告すると
おばあ様が認めているのだと
わかり、余計に嬉しかった。
明後日に
両家の顔合わせが行われた。
律のご両親が
彩羽の事を褒め称えるので
彩羽は恐縮しながら
彩羽の両親は喜んでくれた。
律と彩羽は、自分達の式は、
高田と理恵の話をして、
二人の式に
また日本に帰国する予定だから
その後にやりたいと
思っていると話すと
両方の両親が
「「それなら、先に籍をいれなさい。」」
と、言ってくれて
律と二人でびっくりしたが
律は、大喜びで
直ぐに婚姻届を取りに行き
その場で両家の父親達に
証人欄に記入して貰い
「明日提出します。」
と、話した。
実は·····
「指輪を買いに行けてないから
明日購入して
彩羽の左手薬指に嵌めてから
提出したい。」
と、律が言うと
「まだ、買ってないのか」
と、律のお父さんはブツブツ言ったから
「本当に忙しかったのです。」
と、彩羽が伝えると
「そうか、そうか。」
と、手のひらを返すように
優しく言う父親に律は呆れていたし
みんなも笑っていた。
隼人は、娘のこんな顔を見ることが
できたことに感謝していた。
そして······
今度こそ、きっと幸せになると
確信できた。