どうして・・
···結婚に向けて
それからも新と幸せに過ごし
付き合って二年目に
新からプロポーズをされて
私は泣きながら
それを受けた。
新は、そんな私を優しく
抱き締めてくれて
左手に指輪を嵌めてくれた。
本当に幸せ過ぎて怖いくらいだった。
新の両親にも
私の両親にも
挨拶を済ませて
新のご両親は美春の事も
知っていて
お母さんは涙を流しながら
喜んでくれた。
当時の新を心配していたからだと
わかった。
私は、自分の両親には、
美春とのことは話す必要はないと
思い挨拶だけを済ませた。
大好きなおばあちゃまには
テレビ電話で連絡をすると
少し複雑な顔をしたが
「幸せになりなさい。」
と、言ってくれた。
私は、仕事を辞めるつもりは無くて
新もそれでよいと言ってくれた。
まずは、赤ちゃんができるまで
後は、また話し合って決めようと。
新は、優しくて思いやりのある男性で
一人で勝手に決めずに
いろんな事を話してくれて
私の事を大切にしてくれた。
そんな新が私は大好きだった。