どうして・・

···あなたと共に


手紙を書いている
私を律はそっと抱き締めて

「伝わるよ、きっと。
     彩羽の思いは。」
と、言ってくれた。

律は、私のほしい言葉を
毎回くれる。



どうして···と思うくらい

悲しくて····

辛くて·····

たまらなかったのに·····


あなたと再会して····から····

どうして·····が····

どうして·····
こんなに優しいの

どうして····
そんなにも私を愛してくれるの



どうして····その言葉の先には·····

悲しみや苦しみばかりでなく
幸せの道にも続いているのだと
あなたが教えてくれた····


律·····いつまでも

   あなたと·····共に····

             終わり
< 95 / 96 >

この作品をシェア

pagetop