契約ウエディング~氷の御曹司は代役花嫁に恋の病を煩う~
「午前六時です!俊吾。早く起きなさい!!」
いつものタスク通り、リリカルが電子音声で六時を伝える。
「リリカル…もう少し寝かせてくれ…」
「五分の猶予を与えます!!」
俊吾の声に反応し、リリカルが返す。
私はそんなやり取りを彼の腕の中で訊いた。
本当の意味で私達は初めて夫婦としての朝を迎える。
五分の猶予の後、俊吾は渋い顔で瞳を開いた。
真っ先に彼の瞳に映り込んだのは私の顔。
「あ、杏南・・・」
「おはよう・・・俊吾」
いつものタスク通り、リリカルが電子音声で六時を伝える。
「リリカル…もう少し寝かせてくれ…」
「五分の猶予を与えます!!」
俊吾の声に反応し、リリカルが返す。
私はそんなやり取りを彼の腕の中で訊いた。
本当の意味で私達は初めて夫婦としての朝を迎える。
五分の猶予の後、俊吾は渋い顔で瞳を開いた。
真っ先に彼の瞳に映り込んだのは私の顔。
「あ、杏南・・・」
「おはよう・・・俊吾」