契約ウエディング~氷の御曹司は代役花嫁に恋の病を煩う~
出戻りの花嫁
俊吾side-
******
「社長、何かいいコトありましたか?」
会議から戻った俺に淡路が問いかける。
「えっ?」
淡路にも黒崎と同じような訊かれた。
俺は杏南のようにキモチか顔には出ないタイプだと思っていたが、今の俺はキモチが顔に出ているようだ。
「いや、別に…何もないぞ。淡路」
「そうですか…それより急ですが…『協和エレクトロニクス』の工藤社長が至急お会いしたいと社長の会議中に連絡がありました」
「用件は?」
「用件は訊いておりませんが…」
「スケジュールの都合がつくなら、会っても構わないぞ」
「承知しました」
「社長、何かいいコトありましたか?」
会議から戻った俺に淡路が問いかける。
「えっ?」
淡路にも黒崎と同じような訊かれた。
俺は杏南のようにキモチか顔には出ないタイプだと思っていたが、今の俺はキモチが顔に出ているようだ。
「いや、別に…何もないぞ。淡路」
「そうですか…それより急ですが…『協和エレクトロニクス』の工藤社長が至急お会いしたいと社長の会議中に連絡がありました」
「用件は?」
「用件は訊いておりませんが…」
「スケジュールの都合がつくなら、会っても構わないぞ」
「承知しました」