契約ウエディング~氷の御曹司は代役花嫁に恋の病を煩う~
「よく話してみれば…いけ好かない男だ…」
彼は和菓子を味わうコトなく一口で食べてしまった。
「味わって食べなくてもいいの?」
「食べなれた味だ・・・味わって食べるモノでもない…」
私だけでも味わおうと黒文字で半分に切り、上品に頂く。
「美味しい」
「…充子さんやほかの親族の方は何も言ってませんでした?」
「・・・充子叔母様は失礼だと言っていたな…でも、気にするな…俺がいいと言った。杏南を責めるなと言ってやった」
「俊吾…今度、会う機会あれば…私も貴方の妻として…」
「無理はしなくていい…アイツは君に会いたがっていたが…俺は君をアイツに会わせるつもりはない」
「でも・・・彼は大河さんの奥さんの…」
「…充子叔母様には色々とお世話になっていたが…工藤社長の件で…俺も接し方を考えた。今まで通り…充子叔母様に長谷川家を任せていてはダメだとな」
彼は和菓子を味わうコトなく一口で食べてしまった。
「味わって食べなくてもいいの?」
「食べなれた味だ・・・味わって食べるモノでもない…」
私だけでも味わおうと黒文字で半分に切り、上品に頂く。
「美味しい」
「…充子さんやほかの親族の方は何も言ってませんでした?」
「・・・充子叔母様は失礼だと言っていたな…でも、気にするな…俺がいいと言った。杏南を責めるなと言ってやった」
「俊吾…今度、会う機会あれば…私も貴方の妻として…」
「無理はしなくていい…アイツは君に会いたがっていたが…俺は君をアイツに会わせるつもりはない」
「でも・・・彼は大河さんの奥さんの…」
「…充子叔母様には色々とお世話になっていたが…工藤社長の件で…俺も接し方を考えた。今まで通り…充子叔母様に長谷川家を任せていてはダメだとな」