契約ウエディング~氷の御曹司は代役花嫁に恋の病を煩う~
「貴方はどんな時でも諦めない医者で…大勢の小さな命を救って来た人だ。自分の子も最後までベストを尽くしたと思っています」
「遥が白血病を患っていたコトは御存知でした?」
「えぇ―まぁ―・・・彼女は自分の病を告げて、俺に一方的に別れを告げました…」
「・・・白血病の抗がん剤治療が原因で、彼女は早期閉経。子を産めないカラダとなりました。
俺はそれでも彼女がダイスキで、口説くのに一年、交際して三年で結婚しました。最初から夫婦二人…添い遂げる覚悟の上で結婚しましたが。・・・遥は違った・・・新生児科医として、赤ちゃんと関わるうちに自分の子を欲しいと思い始めたんだと思います。
抗がん剤治療に入る前に医師に勧められ、卵子を採取し、凍結した。俺と彼女の子は体外受精で授かった子です」
「・・・」
「未授精卵の歴史はまだ浅く…妊娠率もそう高くない。妊娠したとしても…無事に誕生する可能性だって…流産は仕方がないと言えば…仕方ないんです」
「槇村先生…」
「遥は自分の弱い所を見せたくない…甘え下手な女性です。
俺は彼女が離婚を望んでも、絶対に離婚しません。貴方の心配すべき女性は遥じゃない。杏南さんですよ…長谷川副社長」
「やはり…余計なお世話でしたね…」
「遥が白血病を患っていたコトは御存知でした?」
「えぇ―まぁ―・・・彼女は自分の病を告げて、俺に一方的に別れを告げました…」
「・・・白血病の抗がん剤治療が原因で、彼女は早期閉経。子を産めないカラダとなりました。
俺はそれでも彼女がダイスキで、口説くのに一年、交際して三年で結婚しました。最初から夫婦二人…添い遂げる覚悟の上で結婚しましたが。・・・遥は違った・・・新生児科医として、赤ちゃんと関わるうちに自分の子を欲しいと思い始めたんだと思います。
抗がん剤治療に入る前に医師に勧められ、卵子を採取し、凍結した。俺と彼女の子は体外受精で授かった子です」
「・・・」
「未授精卵の歴史はまだ浅く…妊娠率もそう高くない。妊娠したとしても…無事に誕生する可能性だって…流産は仕方がないと言えば…仕方ないんです」
「槇村先生…」
「遥は自分の弱い所を見せたくない…甘え下手な女性です。
俺は彼女が離婚を望んでも、絶対に離婚しません。貴方の心配すべき女性は遥じゃない。杏南さんですよ…長谷川副社長」
「やはり…余計なお世話でしたね…」