契約ウエディング~氷の御曹司は代役花嫁に恋の病を煩う~
感謝のSS(1)夫婦喧嘩
三人で迎える初めてのお正月。
俊吾の実家への挨拶を終え、明日は私の実家へと新年の挨拶。

「杏南…雄平君のお年玉は用意しているのか?」

「はい…ちゃんと用意してしてますよ…」

私は俊吾に雄平君にと用意したお年玉袋を見せる。

「そっか…で…幾ら入れたんだ?」

「三千円です」

「はぁ?」

俊吾は目を円くして驚く。

「ダメでした??じゃ二千円に減額します??」

「杏南…君は誰の妻だ??
この辺りでは有名な大地主の長谷川家の妻だぞ!!お年玉の桁が違うぞ。三万円するんだ!!」

「えぇ~っ!!?」

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