契約ウエディング~氷の御曹司は代役花嫁に恋の病を煩う~
「俊吾さん…」
私は彼のスマートフォンの番号を教えて貰おうと奥の部屋に足を運んだ。
彼はボクサーパンツ一丁で着替えの真っ最中。
手足は長く、胸や背中、腕にも程よい筋肉がつき、成人した男のカラダだった。
浩平兄の裸を見ても何も感じないのに、彼の裸を見ているとうるさい程、内側の心臓がドキドキして早鐘を打ち鳴らす。
「人のカラダ、ジロジロ見て…何しに来たんだ?」
彼は私の視線を他所にストライプの半袖シャツを着こみ、紺の細身のスラックスを穿く。
「その・・・俊吾さんの連絡先訊いてないから・・・」
「ほら、適当にいれておいてくれ」
彼は私に向かってiPhoneを投げる。
ロック解除されたiPhoneをキャッチして、適当に私の連絡先とラインのお友達追加をして、着替えの終わった彼に返した。
「杏南の相手してやりたいけど…急なシステムトラブルあって…いかなきゃいけない」
「社長は大変なのね…」
「社長夫人の君が何を言ってんだ?大変だと思うなら…杏南君のカラダで癒してくれ」
「カラダって…」
「また、茹でタコ杏南になった…」
「何ですか?それ」
「そのまんまの言葉だ。
茹でたタコみたいに顔が真っ赤になってると言うコトだ」
私は彼のスマートフォンの番号を教えて貰おうと奥の部屋に足を運んだ。
彼はボクサーパンツ一丁で着替えの真っ最中。
手足は長く、胸や背中、腕にも程よい筋肉がつき、成人した男のカラダだった。
浩平兄の裸を見ても何も感じないのに、彼の裸を見ているとうるさい程、内側の心臓がドキドキして早鐘を打ち鳴らす。
「人のカラダ、ジロジロ見て…何しに来たんだ?」
彼は私の視線を他所にストライプの半袖シャツを着こみ、紺の細身のスラックスを穿く。
「その・・・俊吾さんの連絡先訊いてないから・・・」
「ほら、適当にいれておいてくれ」
彼は私に向かってiPhoneを投げる。
ロック解除されたiPhoneをキャッチして、適当に私の連絡先とラインのお友達追加をして、着替えの終わった彼に返した。
「杏南の相手してやりたいけど…急なシステムトラブルあって…いかなきゃいけない」
「社長は大変なのね…」
「社長夫人の君が何を言ってんだ?大変だと思うなら…杏南君のカラダで癒してくれ」
「カラダって…」
「また、茹でタコ杏南になった…」
「何ですか?それ」
「そのまんまの言葉だ。
茹でたタコみたいに顔が真っ赤になってると言うコトだ」