契約ウエディング~氷の御曹司は代役花嫁に恋の病を煩う~
突然ですが結婚しました!!
山王町の「星凛堂」本社とは反対側の場所に本社を構える「ハートフル化粧品」
私は本社の総務部で事務として勤務。
総務の仕事は俊吾さん曰く雑用係。
でも、仕事は多岐に渡る。
備品の管理や発注、オフィスの管理に社内規定の作成や更新、株主総会の運営、社内イベントの企画や運営など。会社の収益には全く関係ないけど、会社にはなくてはならない存在。
「香川さん、…私、企画部の佐藤さんに名刺渡して来ます」
私は総務部のお局様、香川さんに了解を取った。
「そう、お願いね…小泉さん・・・?」
香川さんは急に私の左手を掴んで薬指を見た。
「金曜日見た時は…薬指に指輪なんてしてなかったわよね…小泉さん」
彼女は私の薬指に嵌っているブルガリのマリッジリングを目ざとく見つけてしまった。
「えぇ~まぁ・・・実は私…突然ですが結婚したんです!!」
執拗に尋問する香川さんには隠し通すのは不可能だと思い、私はカミングアウトした。
総務部内は騒然とした。
私は本社の総務部で事務として勤務。
総務の仕事は俊吾さん曰く雑用係。
でも、仕事は多岐に渡る。
備品の管理や発注、オフィスの管理に社内規定の作成や更新、株主総会の運営、社内イベントの企画や運営など。会社の収益には全く関係ないけど、会社にはなくてはならない存在。
「香川さん、…私、企画部の佐藤さんに名刺渡して来ます」
私は総務部のお局様、香川さんに了解を取った。
「そう、お願いね…小泉さん・・・?」
香川さんは急に私の左手を掴んで薬指を見た。
「金曜日見た時は…薬指に指輪なんてしてなかったわよね…小泉さん」
彼女は私の薬指に嵌っているブルガリのマリッジリングを目ざとく見つけてしまった。
「えぇ~まぁ・・・実は私…突然ですが結婚したんです!!」
執拗に尋問する香川さんには隠し通すのは不可能だと思い、私はカミングアウトした。
総務部内は騒然とした。