契約ウエディング~氷の御曹司は代役花嫁に恋の病を煩う~
「疲れただろ?」

「ううん…」

「そっか…俊吾こそ、疲れた?」

「俺は別に…」

「ディナーまで時間あるし、スペイン広場見に行くか?」

「うん」
私は強く頷いた。

「じゃ支度しろっ」

「はーい」

私はソファに腰を下ろすコトもなく、支度を始めた。

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