契約ウエディング~氷の御曹司は代役花嫁に恋の病を煩う~
俺達は一週間のハネムーンから帰国した。
清和会総合病院。
俺と杏南は入籍し、正式に夫婦となった。
その報告にと彼女の母親が入院する病室を訪問した。
カーテンで仕切られた八人部屋の大部屋の窓際のベットに彼女の母親は横たわっていた。
心筋梗塞の合併症による心不全で、度々急性心不全を起こし、入退院を繰り返していると言う。
「お久しぶりです…」
「俊吾君も…大きくなった…わね…」
「はい…」
「この度は事後報告になりますが…俺と杏南は結婚入籍しました」
「これ…お土産…」
杏南は母親にアマルフィで買った絵葉書と小物入れを渡した。
「ありがとう…杏南…ハネムーンは…楽しかったの?」
「うん…ずっと晴れてて…凄く良かった…ねっ、俊吾」
「あぁ」
「俊吾?あらら…呼び捨てに…してるの?」
「俊吾が呼び捨てろって言ったから…」
「へぇー…」
「俺達は夫婦ですから…」
俺は照れながら杏南の母親に返した。
清和会総合病院。
俺と杏南は入籍し、正式に夫婦となった。
その報告にと彼女の母親が入院する病室を訪問した。
カーテンで仕切られた八人部屋の大部屋の窓際のベットに彼女の母親は横たわっていた。
心筋梗塞の合併症による心不全で、度々急性心不全を起こし、入退院を繰り返していると言う。
「お久しぶりです…」
「俊吾君も…大きくなった…わね…」
「はい…」
「この度は事後報告になりますが…俺と杏南は結婚入籍しました」
「これ…お土産…」
杏南は母親にアマルフィで買った絵葉書と小物入れを渡した。
「ありがとう…杏南…ハネムーンは…楽しかったの?」
「うん…ずっと晴れてて…凄く良かった…ねっ、俊吾」
「あぁ」
「俊吾?あらら…呼び捨てに…してるの?」
「俊吾が呼び捨てろって言ったから…」
「へぇー…」
「俺達は夫婦ですから…」
俺は照れながら杏南の母親に返した。