契約ウエディング~氷の御曹司は代役花嫁に恋の病を煩う~
部屋を出て、俺達はエレベーターホールに向かった。
「あ…渚先生」
俺達は廊下で、杏南の母親の主治医に出くわした。
「!?」
「母の主治医の渚先生です」
「杏南さん…面会?」
「はい…」
「隣の方は?」
「あ…」
「初めまして、俺は夫の長谷川俊吾です」
「長谷川俊吾?もしかして…『リバティジャパン』の・・・」
「はい…」
「あ…俺は心臓外科医局の医局長を務めています。渚和樹(ナギサカズキ)です」
「妻の母がお世話になっています」
「へぇー…杏南さん…何処で長谷川社長とお知り合いに?」
「妻の兄が俺の友人でして、その縁で結婚しました」
「あ…浩平さん・・・友人か…そうか…」
渚先生は急いでるのかそれ以上は何も訊かず、白衣の裾を靡かせ、立ち去ってしまった。
「あ…渚先生」
俺達は廊下で、杏南の母親の主治医に出くわした。
「!?」
「母の主治医の渚先生です」
「杏南さん…面会?」
「はい…」
「隣の方は?」
「あ…」
「初めまして、俺は夫の長谷川俊吾です」
「長谷川俊吾?もしかして…『リバティジャパン』の・・・」
「はい…」
「あ…俺は心臓外科医局の医局長を務めています。渚和樹(ナギサカズキ)です」
「妻の母がお世話になっています」
「へぇー…杏南さん…何処で長谷川社長とお知り合いに?」
「妻の兄が俺の友人でして、その縁で結婚しました」
「あ…浩平さん・・・友人か…そうか…」
渚先生は急いでるのかそれ以上は何も訊かず、白衣の裾を靡かせ、立ち去ってしまった。