二択
喉が異常に渇くようになった彼女を、町医者はまた検査をした。

そして、塩分が足りないと出たデータを見て、彼女に塩分を採ることをすすめ、やつれている彼女に塩分補給の注射をするようになった。


戸川が病院に通うことになって、1ヶ月近くたった頃、彼氏とある岬は違和感を覚えるようになった。

打ち身で通うことになった彼女。

それなのに…まったく違う診断をされている。

おかしく思った彼女にきいても、しんどいから通っているとしか言わない。


そんな彼女が飲んでいる薬を確認した岬は、唖然とした。

薬は四種類。

三つは、種類の違う胃薬と、

安定剤だけだった。

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