二択
心の訴え
今考えると、戸川はパニック障害になったのかもしれない。
病院に通っても治らない自分と、本当の痛いところを治療しない医者。
岬は、再び薬に頼りだした戸川に言った。
「薬を飲まないくれ!でないと...俺は」
それは選択だった。
薬か、自分か...。
最後の手段として、藁をも掴む思いで、岬はネットで調べた。
そして、見つけた評判の心療内科と小児科を兼ねる医者のもとに、戸川を連れていた。
70を越えた医師は、戸川の体を指で診察し、話を聞き.....痛い部分も調べた。
しかし、異常はなかった。
「悪いとこはない!」
年取った医師は、きっぱりと言い切った。
その言葉が、戸川に久々の笑顔を与えた。
だだし、神経が過敏になっていると。
できるだけ、楽しいことを考えるようにと言い、薬は出さなかった。
病院に通っても治らない自分と、本当の痛いところを治療しない医者。
岬は、再び薬に頼りだした戸川に言った。
「薬を飲まないくれ!でないと...俺は」
それは選択だった。
薬か、自分か...。
最後の手段として、藁をも掴む思いで、岬はネットで調べた。
そして、見つけた評判の心療内科と小児科を兼ねる医者のもとに、戸川を連れていた。
70を越えた医師は、戸川の体を指で診察し、話を聞き.....痛い部分も調べた。
しかし、異常はなかった。
「悪いとこはない!」
年取った医師は、きっぱりと言い切った。
その言葉が、戸川に久々の笑顔を与えた。
だだし、神経が過敏になっていると。
できるだけ、楽しいことを考えるようにと言い、薬は出さなかった。