二択
「これが、危ないナイフですよ」

幾多は微笑みかけると、素早く机を回り、椅子から転げ落ち…悲鳴を上げる警官から拳銃を奪った。

「これからは、身元保証に来た者もチェックしたらいい!」

「どうした!」

防犯カメラで様子を確認し、警官の悲鳴を聞きつけた他の警官が、部屋に飛び込んで来た。

幾多は発砲した。

「この国には、警官を裁く機関がない!だから、権威の悪意が生まれる!」

署内に、警報が鳴り響く。

駆けつけた警官を撃ち殺した幾多。

「残念ながら...君達より、経験が多くてね」

倒れた警官から、拳銃を拾うと…撃ち尽くした拳銃は服の中にしまった。

下から、凄まじい音がして、建物が揺れた。

幾多の配下の女達が、待合室を爆破したのだ。

混乱が、署内に広がった。

< 151 / 157 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop