ずっと、そばに
「翔馬先生、寒くないの ? 体大丈夫? 」
「俺のこと考えてくれてありがとう。
陽菜ちゃんは優しいな。
寒くないと言えば嘘だから、濡れた上の服だけ脱いじゃうね 」
翔馬先生は私から少しだけ身体を離して隙間を作ると、シャツを脱いでしまった。
男なのにキレイな肌
うっすらと割れた腹筋…
あんまり見たらいけないのに、見惚れてしまう
私がそんな風に見ているのなんて翔馬先生は
全く知らずに再び私を抱きしめてくれた。
私の方は洋服越しだけど、翔馬先生の肌が体に密着している。
「これでもう寒くないから。ありがとう 」
「うん……… 」
変なことまで意識して、急に恥ずかしくなって、
顔を違う方向に反らす。
すると、リビングに真緒さんが入ってくるところだった