ずっと、そばに

「陽菜ちゃん、お風呂の準備できたよ。

…って翔馬、変な格好してしているの何してるの?

陽菜ちゃんは女の子なんだよ。変態 」



「ああ、悪かった。ごめんね陽菜ちゃん。
でも、陽菜ちゃんは俺にとって特別だから つい…」


見る見る顔が赤く染まっていく翔馬先生と

呆れた顔の真緒さん…


でも、変態なのはきっと私のほう…


ついつい翔馬先生の色白の肌を見てしまうのも、



一人になりたくなかったとはいえ、

これから脱衣所に行くのに翔馬先生の手を引っ張ってしまうのも。



「陽菜ちゃんも嫌がってないし、放っておいてもいずれはそういう関係になりそうだから別に良いけど。

私は、ここにいたらダメみたいだし、家帰って陽菜ちゃんの着替えて取ってくるね。昔、来てきたものがあるから 」



ニヤッと私を見て出ていってしまった真緒さん


エスパーみたいに人の心を読むところがあるから


私の心の中を覗かれてしまったのかも


…恥ずかしい



それなのに、翔馬先生の手だけは離せなくてグイグイ引っ張り続けた。





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