ずっと、そばに
本当は翔馬とベットの中で甘えたままいたかったのに、
もう止められなかった。
いつもは翔馬の温もりに包まれれば
楽になるから今回もって思ったのに逆効果。
どんどん自分の中で感情がコントロールできなくなってしまって
翔馬に不安な気持ちを隠したら
自分がどうかしてしまいそうだった。
「……………」
「……………」
聞いてはいけなかった質問なのか、シーンと静まる空気
翔馬はいつも私を励ましてくれるのに、
何も言葉を発してくれなくて
あからさまに表情を曇らせてしまった。
「翔馬っ、何か言ってよ… グスン
なんで黙るの?私やっぱり生きられないの 」
翔馬の温もりがなぜか苦しくて苦しくて、
腕から抜けようとしだばたと体をバタつかせた。
ついこないだまでとは、大きく変わっている。
とにかく死ぬのが怖い。何よりも怖い。
大好きな翔馬の温もり、声、顔に触れられなくなるから…