ずっと、そばに
翔馬先生が主治医になってくれて
本当は『やったー!』 って言って喜びたい
でも、嬉しさと同時に申しわけないという気持ちまで
きっと、前の私の主治医の先生が私のことが面倒くさくて、翔馬先生に押しつけたんじゃないかって…
悲観的に考えてしまう自分がいるからだ。
「ごめんな。俺だと嫌だったかな?
俺が陽菜ちゃんの担当になりたくて、前の主治医の先生に頼んだんだけど… 」
「…そうなの? 嫌じゃないし翔馬先生がいい 」
「ありがとう。俺、陽菜ちゃんに会って、小児科医なろうって決めたから、もし断られたらショックだった 」
私の顔色を読みとってくれて気を遣ってくれたのかもしれないけど
眩しいくらいの笑顔の翔馬先生…
嘘ついて適当なことを言っている訳ではない…
ということがしっかりと伝わってくる。