ずっと、そばに
「…翔馬先生、私が寝るとき手握ってくれたから安心した。 後、今日、翔馬先生の夢見たの 」
「そうなんだ。めちゃくちゃ嬉しい
それで、俺、陽菜ちゃんの夢の中でどんな感じだった?」
「それは………秘密 」
赤く染まっていく、陽菜ちゃんのほっぺた。
恥ずかしそうに、手で顔を隠そうとするけど、軽く持って阻止する。
「陽菜ちゃん、顔隠されたら、体調わからないからね
先生に見せて 」
体調を知るには顔色を見るのも大事。
だけど、半分は赤くなった陽菜ちゃんの顔が見たいという口実。
「顔真っ赤だけど、熱はなさそうだね
それじゃあ、今日は心臓の検査するから、部屋移動しよっか」
「…うん 」
これから、大事な検査…
どうにかして気持ちを切り替える…
医者の目で陽菜ちゃんを見てみると、
立ち上がるのが少し辛そう。
点滴で薬を入れているから熱は下がっている。
でも、昨日少し無理しすぎたから、歩かせたら心臓に負担がかかるかも…