ずっと、そばに

「翔馬先生、私、手術は受けたくない… 」


「そっか、陽菜ちゃんの意見はよく分かった 。でも、これ以上悪化して酷い発作が起きたら、手術しない訳にはいかないから、これから俺が言うこときちんと守って 」


口調がいつもより強め。
有無を言わせないような雰囲気だったのに

私の頬に触れてる手はとても優しい。


私の手術なんてしたくないという意思を尊重しようと、

翔馬先生も一生懸命考えてくれているんだよね…

先生の顔をしっかりと見て頷いた。

「まず、絶対に検診をサボらないこと。
それから少しでも体に異変を感じたら、検診以外でもすぐ病院にくること 」



「わかった 」


1週間に1回も検診なんて本当は行きたくない。


病院のお世話にもなりたくない。


でも、診てくれるの翔馬先生だから、
なんとか頑張れそう。



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