今日も、私は瀬那先生を誘惑します。
というか、私の存在を無視してる?
それとも気づいていないだけ……?
「あ、もしかして彼女さん……?」
美人なお姉さんは、やっと私の存在に気づいてくれた。
「そう、彼女」
「そうなんだね!デート中に邪魔しちゃってごめんね!」
「彼女の呉羽つむぎ。こっちは中学の同級生の結城 麗華(ゆうき れいか)」
結城麗華さん……。
名前まで美しい。
どういう関係なんだろうと思っていたけど、麗華さんとは中学の同級生なんだ……。
それにしても、やけに瀬那先生と麗華さんの距離が近い気がするのは私だけ……?
そこに、麗華さんと一緒に来ていた他の同級生たちも合流した。
麗華さん以外に男3人、女2人。
みんな瀬那先生と中学の同級生で、よく一緒にいたらしい。
「瀬那久しぶりだなぁー!なんでこんなとこにいんの?」
短髪の男の人が瀬那先生に話しかける。