今日も、私は瀬那先生を誘惑します。

「喜んでる？」

「……はい。私のこと連れて帰ってほしいです」



このときの俺の胸は……確実にキュンと鳴ったと思う。



今日は、なんでこんなにかわいいんだ。

この場でキスしたい気持ちを必死に抑え……俺は必死に理性を保つ。



「……とりあえず、連れて帰るのはまた今度。つむぎ、話して？」



つむぎの今の不安は、今解決してあげたい。



「麗華さんは、瀬那先生のことが好きなんですか？」

「……」

「すごく距離が近い気がして……」



やっぱり、つむぎにはバレてたんだな。



「麗華さんキレイだから、もしそうならどうしようって……」

「どうしよう？」

「……だって、こんなちんちくりんな私よりも何倍も色気のある麗華さんのほうが魅力的だし、瀬那先生に似合ってますもん」



ネガティブなつむぎ。