今日も、私は瀬那先生を誘惑します。

末永くよろしくね、瀬那先生。


瀬那先生は私を扱うのが本当に上手だと思う。



麗華さんに嫉妬して、かまってもらえないからとすねた私。

なかなか素直になれず、かわいくない返事をしたのにも関わらず……瀬那先生は優しく接してくれた。



瀬那先生が……私が溜め込んでいることを、思っていることを吐き出せるような空気を作ってくれたおかげで、私は素直になれた。



そのうえ、瀬那先生が麗華さんのことをなんとも思っていないことや、私のことを誰よりも大切に想ってくれていることを知ることができた。



……思い出すだけでもニヤニヤが止まらない。

口角が上がりっぱなしだ。



その場の不安をすぐに取り除こうとしてくれるので、私はまたすぐに瀬那先生への愛を再確認することができる。

そして……今日よりも明日、明後日よりも明明後日のほうが瀬那先生のことを好きになっている。



顔もかっこよくてスタイルも良くて、中身も気遣いができる優しい人。

キスが多くて変態だということもわかった。

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