今日も、私は瀬那先生を誘惑します。

あ……なんかだめだ……。

本当に、意識が朦朧としてきた。



「瀬那、先生……?あの……」

「……うう……」

「え?瀬那先生……⁉︎大丈夫ですか⁉︎」



教師であろうこの俺が……彼女のお尻を触ったまま体が動かなくなるなんて。

これは、熱なのにつむぎに手を出した罰だ。



どうやら……調子に乗った俺は、また熱が上がってきたみたいだ。



服をすぐに整えたつむぎが、急いで水と氷枕を持ってきてくれた。



一気に頭が冷やされ。少し楽になる。

自然と気持ちも冷静になってきた。



欲に勝てずに、まんまとつむぎの誘惑に負けた。

つむぎの体を触りまくり、しまいには熱が上がって看病されるって……こんなに情けないことはない……。



反省しながらも、睡魔が襲ってきたことにより、俺は気づくと寝ていて……次起きたときには、朝になっていた。

< 304 / 397 >

この作品をシェア

pagetop