今日も、私は瀬那先生を誘惑します。

たまたま私は、職員室のコピー機の前で書類を整理している瀬那先生を見つけた。

……しかし、隣には小栗先生がいて2人は楽しそうに話をしている。



反射的に見つかってはいけないと思った私は……急いで職員室のドアに隠れた。

こうなったら盗み聞きしちゃおう……。



瀬那先生と小栗先生が仲良さそうに話しているところを見る限り、お似合いだなぁと思ってしまう。

本当に2人が結婚するような気がしてきて……私はめまいがしそうになった。



「いや〜、それにしても小栗先生の名字が守谷になるとはね〜」



よく知らないおじさん先生が、2人に話しかけてきた。



え……?

名字が守谷になる……?

それってつまり小栗先生と瀬那先生が結婚するからってことだよね……?

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